『息を吞むように君を殺せたらそれはきっとすばらしいこと』 p68/a5/2013.01.06 ※息を吞むように・・・の内容の解説です。本編またこの同人誌の内容のネタバレを含みますので未読の方は注意してください 狛枝と日向クンをなんとか幸せにしようと頑張った本だったような気がします ゲームクリア後に、衝撃の5章からの展開をどうにかしたくて、いきなり退場しやがって狛枝になんとかしてでも生きて欲しかったので 日向クンに少し・・・というかかなり頑張ってもらって狛枝さんを救ってくれるように動いてもらいました 途中バッドエンドにいきかけた作品でもありますが、日向クンはここで負けないしきっと勝つし、狛枝を救えるはずと思って描いたら 日向クンに少し夢見すぎたかなぁ・・・? となった気もするけどあれはあれでよかったと今は思います。結果論ですね。 ちなみにバッドエンドになりかけた分岐点は、アイランドモードの最中に狛枝がナイフで自殺した所です はじめは日向クンがあそこで狛枝に殺されたり、日向クンが逆に狛枝さんを殺したりけっこうえげつない感じになる予定でした けど、それだとどこかしっくりこなくて狛枝自殺に落ち着きました 狛枝は他人を死に追いやることはあっても、直接自分で手を下すことはあまりないイメージがあります 自分の手を使って人を殺すのは日向クンなイメージです 論破初めての本ということもありめちゃくちゃ丁寧に気合入れて描いた作品です 今見返すと色々恥ずかしいですが、いろいろ頑張っているね~って思いますね・・・ 最後の方に、下絵を載せますね。今はもう下絵は時間はないので描かないけどあの頃の自分は良くやったと思う・・・ 見苦しい補足説明に入ります 最初の狛枝の回想は、狛枝の脳内世界といったかんじでしょうか? もう一人の狛枝クンです ずっと狛枝の中に潜在的に居てわりと冷静に物事を素直に達観してみている狛枝クンです 狛枝の意地とかプライドとかうざったいツンを抜き取った本心に近い狛枝でしょうか だから日向クンのこと好きだと素直に認めている大人な狛枝さんですね 狛枝さんは、自分が日向クンのことが好きだとか、自分は本当は生きたかったという本心を受け入れたくなかったので 最後もうひとりの自分を殺してアイランドモードに臨んだという感じです カムクラさんと日向クンの妄想は、記憶を消す前の脳内会議です んでまぁ日向クンの本編での記憶を消して、自分の才能もカムクラさんのことも何もしらない日向クンと しばらくらーぶらーぶして殺しにかかる酷い狛枝さん 日向クンに酷いことするシーンは楽しかったです・・とても ナイフを足に刺すつもりで描いたのですが、足じゃなくてこれ絶対日向クンの大事なち・・・に刺さってるよ!って友達に言われて爆笑しました 足ですw 狛枝さんが最後に自殺したのは、やっぱり目の前にある現実を受け入れたくなかったんでしょうね この本では、狛枝は生きたい。愛されたい。日向クンが好き。その思いが希望に対する思いより上でその事実を認めたくない が根底にあるので、必死に現実逃避します しょた時代の凪斗のアノシーンは、狛枝の心の中の世界です あのシーンで自分はどうして死ぬことができないんだろう?なーんて言っていますが、自分の本心ってなんだろう?希望って何だろう?って 考えだす分岐点というかそういう風に持っていきたかったんですけど・・・・あははははは描けてないよね・・・うん ラストは色々気付いた凪斗クンということであんな感じです 日向クンは葛藤というものはあまりないですね、この話では 本編後の日向クンは超越したイメージがあって、いろいろぶっとんでます 狛枝を振り向かせるために、狛枝の希望を奪ってでもいいし、仮に狛枝が壊れても自分の方を向いてくれたら もうそれでいい。むしろそれを望んでいる下衆野郎日向クンです ラストは希望よりも自分を取ってくれたので幸せ日向クン 本当に終わる時が来るのならきっと日向クンは狛枝を殺してあげると思う それを覚悟して、狛枝を救おうとしたし、狛枝と生きることを選んだ日向クンでした 最後にナイフと拳銃交換するけど、プログラム時代のナイフをどうやって日向クンは現実世界に持ってきたんだろう・・・?という疑問に気付いてしまったのですが 雰囲気で流してやってください もっと日向クンの葛藤とか悩みを描きたかったですね、今思うと 結構狛枝について深く掘り下げたわかりにくいお話でした んでそういう日向クン視点というか日向クンの葛藤について描いた作品が『舐める』や『息を吞むように君と終わらせた』に続いたんですね~と気付いた むかつく!嫌い!って思いながらずっと一緒にいるのが好きなんです~ 日常生活がボロボロすぎてよく自分生きてたな・・・・と思う感じの酷いスケジュール進行だった・・・・ あんな無茶はしたくねぇ・・・・・・ とにかく楽しかったです こんなダラダラした解説読んでいただきありがとうございました(*´∇`*) 2013.05.14 |